昨日に引き続き、
世界のお茶専門店ルピシア自由が丘本店「台湾茶 大茶会」で受けたセミナーのお話。
今回は
「蓋碗で嗜む台湾茶」。
蓋碗(がいわん)とは、中国で古くから使われる、受け皿と蓋の付いた茶器のこと。
中華街に行く度に「欲しいな、使ってみたいな」と思っていたのだけれど、未だ使った事がなくて…。
今回初挑戦!

今回使わせて頂いた蓋碗は、ルピシアの『
オリジナル四神蓋碗 白虎』。
店頭で販売されていた台湾蓋碗は、描かれた柄が透けて見えるほど薄く作られていたのだけど、この『
オリジナル四神蓋碗 白虎』は適度に厚みがあって、蓋碗に慣れていない人にも扱いやすいと思う。
だってアツアツのお茶を頂くんだよ?
その熱さに慣れてないと、蓋碗を持つだけでヤケドしちゃう!
蓋碗以外は、茶海(ちゃかい)、茶杯(ちゃはい)、タイマーを使用。

蓋碗の使い方は2種類。
図1のように、蓋をずらしてそのまま湯のみとして使う方法。
そして図2のように急須のように使う方法。
まずは急須のように使用して頂く飲み方を教えてもらったのだけど、これがなかなか難しい。
下手するとヤケドしちゃう。
ではでは、蓋碗で嗜む方法↓
最初に蓋碗にお湯を注いで、蓋碗を温めます。
そして蓋碗を図2の持ち方で持って、茶海にお湯を注ぎ、さらに茶海から茶杯に注いで、全ての茶器を温めます。
蓋碗を急須のように使う時、蓋をずらして人差し指でくぼみ部分を押さえるのだけど、指先で押さえてもいいし、指を曲げて第一関節で押さえてもいいみたい。
viviは爪が少し長めなので、第一関節で押さえました。
そして親指と中指で碗の縁を持って注ぐの。
この時結構熱くてコツがいるし、失敗すると指にお湯がかかって大変!
なんとか指にお湯がかからずに済んだけど、テーブルの上にお湯をこぼしちゃった。汗


温めた蓋碗に、ドザールで2杯の茶葉を。
だいたい蓋碗の底が見えなくなる程度の茶葉を入れるみたい。
viviの入れた量はちょっと少なめかな。
そして空気を含み茶葉が開くように、少し高め位置からお湯を注ぎます。
この時、茶葉が湯面に浮かないように回しながら注ぎ入れると、きちんと抽出されるみたい。
お湯の量は写真のように、蓋をした時に蓋からはみ出るぐらいたっぷりめにすると、密閉されて香りが逃げたりせずに、香り高く淹れる事が出来るそう。
この香り高さが、蓋碗で嗜む醍醐味の一つでもあるそうです。
ただ、多すぎると持つ時に湯がこぼれてヤケドしちゃうので注意!
注ぐ時にタイマーを使って1分を計り、時間になったら蓋碗を急須のようにして、抽出したお茶を茶海に移します。
これはお茶を均一の味にする為の行為。
そして茶海から茶杯に移して頂きます。
本当に香り高くて、急須で淹れるのとはまた違った味わいで美味しかった☆
何でも蓋碗は磁器で出来ていて、陶器より硬く吸水性がない上に釉を施してあるので、茶葉の香り移りがなく、密閉出来るので香り高く淹れるには蓋碗で頂くのが一番の方法なんだそう。
触るとツルっとしてるの。
逆に粘土類を焼いて作られる陶器は吸水性があり、触るとザラザラとしていてごく小さな空気穴がたくさん開いているので、お茶の雑味がその空気穴がとってくれるからまろやかな味わいになるんだそう。
ただその空気穴から香りも少し逃げてしまうんだとか。
だから、香り高く楽しみたい時には蓋碗で、渋みの多いお茶などは茶壺(急須)で淹れると良いそう。
茶杯で頂いた後は同じ茶葉で、図1のように蓋碗のまま頂きました。
viviはかなりの猫舌なので、少し四苦八苦しながら頂いたのだけど、茶杯で頂く以上に香りを楽しむ事が出来、さらにお茶を嗜む事をより楽しむ事が出来て大満足でした。
少しお茶酔いしちゃったかも。
一煎目は約1分、二・三煎目は茶葉が開いているのでそれより少し短めに、それ以降は味が抜けているので、うんと長めに抽出すると美味しく淹れられるそうです。
そうそうvivi達がイベントやセミナーを楽しんでいる間に、福袋が割引になったの!
竹が
¥5,000→¥3,000、松が
¥10,000→¥8,000になってた。
思わず竹のバラエティーを買いそうになったけれど、ま開封してもいない茶葉がいっぱいあるので、頑張って我慢したよ…。
まだ店頭では売っているかもしれないので、是非。
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